われわれの提唱する「東京水辺再生プロジェクト」とは市民と行政がともに連携を図り、泳げる海の実現を目指すプロジェクトです。

卵発見!

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カルガモのカップルが桟橋の上で日向ぼっこしていました。
もうすぐメスはオスと別れ、一人で巣を作り、卵を産むはずです。

しかし今年は、4月に入っても寒い日が続き、カルガモの巣の草の生長も遅いようで、身を隠すほどにはなっていません。
そこで、草を増やすために、荒川の河川敷まで草の採集に行ってきました。

カルガモの巣に使う草は、海水を被っているような海辺の草でなければいけません。
運河は塩分濃度が低いとはいっても、やはり通常の草では枯れてしまうからです。

ここは、荒川河口にある若洲運河沿いの川原
大潮の満潮時には海水を被ってしまう場所です。
辺りは流れ着いたゴミが散乱してます。
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草はこのように土の付いた株ごと採取します。

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芝浦運河に戻って、草を植える前に休息所の清掃。

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草を持って巣に近づきます。

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巣の中は踏み荒らされたように草がなぎ倒されています。
カルガモの仕業でしょうか?

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リフォームで壁を取り払った南東の隅をみてみると・・・

おおおおぉぉ!!

卵発見!

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ニワトリの卵ほどの大きさです。
数は2個

通常は何日かかけて12~15個くらい生みますから、今は出産の真っ最中なのかもしれません。

あまり長居をしていては、親鳥が巣を放棄してしまう危険があるので、写真を撮ったらすぐに退散します。

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そこに、カァ~!カァ~!という鳴き声が・・・

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カルガモの卵やヒナを食べてしまう恐ろしいカラスが、こっちを見ています。

ヒナが無事に生まれ、育つ事を祈りながら、みんなで観察して行きましょう。

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カルガモプロジェクトではメンバーを募集しています。
一緒にカルガモの観察や、巣のお手入れ、野鳥の勉強などをしてみませんか?

カルガモプロジェクト申込先
港区芝浦港南地区総合支所 協働推進課 地区政策係
電話03-6400-0013
Eメール minato82@city.minato.tokyo.jp