われわれの提唱する「東京水辺再生プロジェクト」とは市民と行政がともに連携を図り、泳げる海の実現を目指すプロジェクトです。

カルガモプロジェクト

karugamo01.jpg 親子のカルガモの姿は都会の水辺に潤いを与える象徴的な存在です。運河に囲まれた芝浦アイランドでも、かつては沢山のカルガモの姿を見ることが出来ました。
またカルガモたちに帰ってきてもらいたいー
そんな声に応えるべく「カルガモプロジェクト」が発足されました。

港区芝浦港南地区総合支所の区民参画組織「港区ベイエリア・パワーアッププロジェクト」の取組として発足されたこのプロジェクトでは、カモの生態を調べ、世界初となるカルガモの人工巣を設計しました。運河の上に設置された人工巣では、初年度から沢山のヒナが誕生し、多くのカルガモが戻ってきてくれました。

■カルガモの子育てに学ぶ親子愛
カルガモは他の多くの鳥がするように、巣で待つヒナに親がせっせと餌を運ぶような育て方をしません。ヒナは生まれてすぐに自分の力で泳ぎ、餌を獲らなければならないのです。親はいつもヒナのそばにいて、泳ぎ方や餌の捕り方を教え、外敵の攻撃などの危険が迫ると盾になって子をかばいます。
このようなカルガモのたくましく生きる姿を観察することで、親子の絆について考える機会となれば・・・
そんなメッセージがこのプロジェクトには込められています。

■住民参画のお手伝い
NPO海塾では、たくさんのカルガモの親子が毎年誕生するように、巣の浮力調整や補修、草の植え替えなど保守点検業務を行っています。また、所有するカヌーを使って地域住民の方々と一緒に巣の清掃や給餌を定期的に行い、地域住民の方々が身近に感じてもらえるように努めています。今後もカルガモプロジェクトへの住民参画の機会を増やし、みんなの手でカルガモを見守っていける環境を作って行きたいと考えています。

■カルガモプロジェクト応援サイト