2008年5月15日 世界初!人工巣でのコガモの誕生の動画です。
産まれたばかりのカルガモが巣から出入りしています。
子供が生まれた翌日(5/16)の観察です。

朝から5羽の子供達と母親は巣の回りに付いている海苔を熱心に食べていました。

母親が巣に戻っても、やんちゃな2羽の子供は巣に戻ろうとしません。

すると、カラスがやって来ました!

カラスはカルガモのヒナを食べてしまう天敵です。
ヒナが危ない!

すると、母親が全ての子供を引き連れ、巣から出てきました。

母親は子供の盾になって、カラスを威嚇します。
カラスは巣の中に入って来ますが、水が苦手なので浮かんでいる限り安全です。
ヒナが襲われるのは、陸に上がった時なのです。
カルガモは、一度に12個ほどの卵を産むと言われていますから、この5羽の子供達には、もっと兄弟がいたのかも知れません。
カルガモのヒナのうち、大人になれるのは通常2~3羽ほどです。
巣の近くで唯一僅かながら残っている土の護岸の茂みの中にもヒナを襲おうと待ち構えている天敵がいました。

猫です。
芝浦には野良猫がたくさんいます。
カルガモが陸に近づく瞬間を狙って猫は潜んでいるのです。
その日、カラスは何度もヒナを狙って襲い掛かっていました。

ここで発見した事があります。
カルガモは巣作りも子育てもメスが行い、オスは子供を作るとオス同士で群れを作り安全なところに行ってしまう。
完全な母子家庭。
それが、定説でした。
巣作りも手伝わず、子育てもせず、遊んで暮らすオスのカルガモ。
カルガモのように生きたいなんて言ったら、最低の男って事に・・・
しかし、芝浦のカルガモは違いました!
子供と母親がカラスに襲われている時、一羽のオスがやってきてカラスを威嚇したのです。
う~ん・・・
パパガモくん、ちゃんと離れた所から、母親と子供を見守っているじゃないの!
「定説」は芝浦のカルガモのオスには当てはまらないようです。
でも、カラスを追い払ったあと、巣までついていきましたが、巣には入れてもらえませんでした・・・・
芝浦運河にはドラマがいっぱい!
たくさんの生き物が棲める水辺の創造の一環として、港区に提案し、昨年から続けていた「カルガモの巣作りプロジェクト」
久々のご報告です。
運河は海です。
海水に浮かべた営巣の草が枯れないか心配していましたが、渡り鳥のキンクロハジロやホシハジロが北の国に帰って行ってから、カルガモの人工営巣の緑はいっきに増え、立派な草むらになっていきました。

ここで、皆さんにお詫びしなければいけません。
実は、4月の中ごろから気になっていた事がありました。
巣のスロープの一部が、いつ見ても濡れていることに気がついたのです。
草も一部不自然に倒れているような気がします・・・

観察を続けていた4月18日の夕方
巣から滑り落ちるように一羽のカルガモが出てくるところを発見しました!

翌日も、翌日も、同じく薄暗くなる時間になると、カルガモは巣から出てきて、15mほど離れた桟橋近くまでいっきに移動すると、そこで糞をします。
そして、待っていた雄と2羽で餌を食べに行きます。
この行動パターンが続きました。
5月14日の夕方。
定期便となった巣からの出入りを観察するため、待っていたのですが、親鳥はなかなか巣から出てきません。
暗くなっても観察を続けていると、なにやら巣の草むらの影から、ネズミのような小さなものが見えたような・・・
翌朝、行ってみると

子供が生まれていました。
全部で5羽!
1時間ほど巣の回りで餌を食べて、巣に戻っていきます。

世界初の試み。
カルガモの人工営巣の成功です。
人工的な公園の池の草むらに巣を作ったりするのは珍しい事ではありませんが、最初から巣として設計し設置したものは他にありません。
この1年間は試行錯誤の連続でした。
カルガモの親子は愛情あふれるドラマがいっぱい。
一緒に観察しませんか?
カルガモプロジェクトでは、一緒に観察したり、設営を考えたりしてくれる仲間を募集しています。
待ってます!
最近、カルガモのカップルが目に付くようになってきました。
オシドリ夫婦なんて言葉がありますが
カモ類って、ホントに夫婦仲がいいですね。
まだ冬の寒さが身にしみますが、カモのカップルの回りはポカポカと春の気配が漂います。
ところで
こちらは、芝浦界隈では超有名なアヒルとマガモのカップル。
色鮮やかなのがオスの「マガモ」の芝次郎くん。
白いのがメスの「アヒル」のホワイティーちゃん。
ご存知のように、「アヒル」は飛べません。
ご存知と思いますが、「マガモ」は冬になるとやってくる渡り鳥です。
この芝次郎、
芝浦にやってきて、ホワイティーちゃんに惚れて、定住しちゃいました。
飛べないホワイティーちゃんといつも一緒。
芝次郎が飛んだ姿を誰も見たことがありません。
飛ぶことをやめ、
故郷を捨て、
ホワイティーちゃんと一緒に芝浦で永住することを決意した芝次郎。
ロマンです!
えっ?
見習いなさいって?
・・・ちょっと無理カモ・・・
ところで、
「カモプロ」最大の目標!
それは、巣での抱卵と孵化
2月21日、カップルが下見に来ていました!
・・・たぶん
2月23日はカモプロの観察会の日。
船も出して専門家の先生と一緒に勉強します。
ご報告は後ほど
高層マンションが立ち並ぶ「芝浦アイランド」
写真中央にある洋館はエアタワーのエントランス
その前に浮かぶ不思議な物体
平成19年12月15日に設置したカモの巣は、翌日以降もセッティング作業が続きます。
この巣、よ~く見てみると・・・
雨や波で土が水を含んで重くなり、当初の予想より沈んできています。
そこで、巣の裏に浮力体を追加で入れる事にしました。
用意したのは、20Lのポリタンク9個!
(新品ではなく、プールなどに入れる塩素が入っていた廃品を区から頂いてきた物です)
20Lのポリタンクは、理論上、約20kgの水を排水するわけですから浮力も20kgあるはずです。
つまり全部で180kgの浮力を追加する作業を行います。
潜ってくれたのは株式会社ジールの加藤さん。
プロのダイバーです。
一つ一つ、20kgの浮力があるポリタンクを全体重で沈ませて、巣の下に運び固定していきます。
重労働!
1つ1つポリタンクを入れるごとに、巣は浮かび上がってきます。
水が染みて黒くなっていた部分が浮かんだ部分。
あとは、カモ君が気に入ってくれるかどうか・・・・
カモ君!カモ~ン!
これからも、草を追加したりしながら見守っていきたいと思います。
ついにカルガモの産卵床となる巣の設置が行われ、現在、浮力調整などセッティングが行われています。
それでは、ここまでの経過のご報告です。
このプロジェクトは港区が主体となり、我々がお手伝いしているプロジェクトです。従って、海面の占有者は港区となります。
海面を利用するには、港湾管理者である東京都の許可や運河利用者の理解など実に多くのハードルがあり、それをクリアするために港区の担当の方が行った努力は実に大変なものでした。
東京都や海上保安庁など関係機関や漁業組合など諸団体への許可や理解を得るため奔走し、最終的に地元の町会や屋形船の方々の応援を得て、やっと設置にこぎつけることができました。
まず最初に、この巣を設置するにあたりご協力頂いた多くの方々に心から感謝申し上げます。
本当は9月に設置する予定だったカルガモの巣が、トラックに積み込まれたのは11月15日のことでした。
2m×2mの巣に、カモが巣に昇降するために70cmのスロープ(スカート部分)が付いています。
設計はカモの巣作りプロジェクトのメンバーが行ったのですが、あらためて実物を見ると、その大きさにビックリ!
道を通る人の誰もが驚いて見上げていきます。
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巣の下に付いているオレンジ色の物体は浮力体。
横から見ると、まるで「木造のUFO」って感じです。
カモくんの好きな場所が広いところか狭いところか判らないので、とりあえず壁で仕切って、5部屋作ってみました。
こちらは巣ではなく、カモくん達が休むために作ったもの。
屋根があり、体が乾かせる浮島を巣の傍に設置します。
巣は田町駅前からトラックに載せられ、五色橋の袂の岸壁から海へ降ろされました。
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巣は設置場所近くの桟橋に付けられ、そこで土を盛って草を植えていきます。
カモは草むらに巣を作るからです。
盛った土の量は0,5立米
草は塩分に強い草を荒川の川原から取ってきました。
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数百キロの浮力を持たせた設計だったのですが、土と草の重みで巣は予想以上に沈み込んでいきます。
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日が落ちてきたので、とりあえず設置場所まで曳航し、40kgのアンカーで固定します。
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曳航したとき、少し巣に水が入ってしまったので、巣はさらに沈み込んできました。
でも、土を盛ってしまった後では、もう重くてクレーンでも持ち上げることはできません。
持ち上げれば、巣は重みで壊れてしまうでしょう。
どうすれば良いのか・・・・
そう、潜って追加の浮力体を底につけるしかないのです。
厳寒の中、水中に潜るお話につづきます。
東京のウォーターフロントにあり、50階建ての超高層マンションが林立する芝浦アイランド。
この芝浦アイランドが出来る前まで、ここは土の護岸に囲まれた緑豊かな島でした。そして、島では毎年、多くのカルガモが 巣つくりをし、春になると何組もの親子ガモを見ることができました。
カモの親子は一時も離れずいつも一緒。 無機質な運河をカモの親子は暖かいものに変えてくれます。
再び春に、カモの親子が遊歩道から観察できるようにと、カルカモの巣作りプロジェクトを港区に提案し、芝浦港南総合支所の事業としてはじめることになりました。みなさん、一緒にカルガモの巣作りをやりませんか? 在住、在勤の皆さんのプロジェクトへのご参加、お待ちしています!