カキの水質浄化実験プロジェクト
2007/12/07 牡蠣プロお台場海浜公園に浮かぶ、謎の青い浮遊体。
これは、東京都港湾局が行っている「カキを使った水質浄化実験施設」です。(以下港湾局プレスリリース)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2007/10/21hac100.htm
すでにお台場では下水道局が下水処理施設を使った浄化実験を行っていたのですが、 この実験は東京港に自然浄化能力を持たせるために「浅瀬をカキのカーテンで囲ってはどうか?」という僕たちの提案に答える形で、東京都港湾局が実施することになった新しい取り組みです。
しかし、カキによる水質浄化という考え方自体は新しいものではありません。
海外においてもワシントンDCの近くのチェサピーク湾で行われている「オイスター・ガーデニング」など、カキを使った水質浄化への取り組みは広く知られています。
これらは、カキに陸から流れ出た栄養素を食べさせ、再びカキを回収することで海の栄養素を陸に揚げるというやり方。
海の汚れ(栄養素)は陸から流れ出たものですから、再び陸に揚げないと意味はありません。
今回行われることになった実験は、海外の例にあるような、カキに海の栄養を食べさせて太らせ、陸に揚げて海の栄養分を陸で回収するという仕組みとは違います。
すでにある東京湾の食物連鎖の仕組みの中で、港湾部においてその機能を高めようという試みです。
この実験は東京港内に「カキを使って一定海域の透明度を上げる=海中の食物連鎖を効率よく整える=多くのスズキが育つ環境整備」という仕組み作りを目的として行なわれています。
どういう事かというと・・・
海の富栄養化によってプランクトンが増えすぎている
↓
カキに赤潮などの原因となる水中のプランクトンを食べさせる
↓
カキがプランクトンを偽糞という栄養価の高い泥に変えて浅い海底に落とす
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海底にゴカイなどが増える
↓
ゴカイなどをエサにするエビやカニや小魚が集まる
↓
エビやカニやをエサにするスズキなど大型魚が集まる
↓
東京湾においてスズキは年間2500トン水揚げされ、最も効率の良い海中栄養塩の回収ツールになっている
つまり
もっとスズキが増える環境を作り出せば東京の海はキレイになるのです。
だから、1日400Lもの海水を濾過してくれるカキを使って海中の栄養塩をスズキの餌に変え、スズキを増やすシステムを作り出すのがこの実験施設の目的です。 2007年8月にプレイベントを行なったのですが、ついに4万個のカキを設置して実験本番スタート!
イベントでは僕たちが東京港で釣ったシーバス(スズキ)をプールで泳がせ、実験施設回りをカヌーで見学できます。
港湾局のテントのとなりに並ぶ僕たちのテントでは、「東京の海を泳げるようにしよう」という横断幕を掛け、海を汚している主原因が台所から出る家庭排水であることを説明するパネル展示や、どうすれば環境にやさしい生活ができるかという啓蒙活動を行いました。
お~い!
一緒にキレイな海を作ろうよ!




12月 12th, 2007 at 21:52:06
初コメさせていただきます。
素晴らしい活動ですね。